必要だから読む。僕のビジネス書との付き合い方

ビジネス書は使い倒す


僕は20歳前後からビジネス書に興味を持ち、今も読み続けています。「ビジネス書」というのは、自己啓発だったり経営に関するものや組織、人間関係、経済といった「より良く仕事をするためのテキスト」みたいなものです。

まだ就職もしていない頃から経営の実務とか人間関係論、コーチングとか、そんな知識ばかり蓄積されていき、かなり頭でっかちの状態で社会人になったことは確かです^^;

ビジネス書は働きながら読む

ただ、僕がビジネス書を読み始めたのは、結局は不安だったからです。親のスネをかじっていた学生時代から「社会人」というものに自分がなる、その変化が怖い、という、まぁよくある不安です。

ビジネス書を読めばその不安を少しでもやわらげてくれる何かを見つけることができるかもしれない。そこに答えのようなものがあるかもしれない。それで同じようなビジネス書がどんどん増えていきました。

そして実際に社会人としてひとつの会社に就職をし、働いてきて気付いたことは、ビジネス書は働きながら読むもんだ、というごく当たり前の事実でした。

ビジネス書に書かれていることはとても有益で、「なるほど」と思うことも多いのですが、最大のポイントは「それを実際の仕事(職場)にとり入れることができるか」、その一点です。

人生を変えたい

どれだけたくさんの分析メソッドや「○○理論」といった方程式をもっていても、それを実際に使うことがなければ、それによって自分や自分のまわりの人たちに影響を与えることができなければ、それは「知っている」だけで活用したことにはなりません。

それで会社の売上がアップしたり、職場の人間関係が良くなったり、仕事の効率が上がる、というような具体的な変化があってはじめて意味があるわけです。

少なくともわざわざ書店に出向いてビジネス書を開き、これこそ自分が探し求めていた答えだと思って身銭を切って買っているという方はおそらく、それによって明日からの仕事を、あるいは人生そのものをいくらかでも変えたいと願っているはずです。

本を読みながら大事だと思う部分には赤線を引いたりページの角に折り目をつけたり、付箋を貼って気づきをメモしたり(僕はそこまでできませんが)して、なんとか自分の中にインストールしたい、と。

何度も復習する

僕ももう、何百というビジネス書を読んできましたが(それ自体は決して自慢になりませんが)、概ねカテゴリーで分けてしまえば書いてあることにそれほど大きな違いはありません。

極論を言ってしまえば、書かれていることを実践できる行動力さえあれば、どのような本もテキストになる、ということです(もちろん読みにくい、わかりにくいというのは論外です)。

今ではビジネス書を読む機会はかなり減りましたが、それでも手に取るのは、「復習」の意味合いが強いです。

自宅の本棚に雑然と並べられているビジネス書を開き、あるいは本屋さんのビジネス書コーナーで片っ端から手にとってページをめくるのは「そうそう、そうだったよね」と思い出すためだったり、「やっぱりそこが大事なんだな」と確認するためです。

そうして思い出し、確認したことをメモしておき、「今日この内容について活かすにはどうすればいいか」ということを考える。

それをどうにか実生活に取り入れ、運用し、できれば特別意識をしなくたってできるようになりたい。そう考えて計画を立てるわけです

実践したことは「知恵」になる

こう考えてくると、ビジネス書というのは知識を得るためではなく、目の前の自分の現実世界をより良いものにしていくための「知恵」を身につけるためのもの、ということができると思います。

早い話が、学んだことを実践する、というプロセスがあって初めてビジネス書は最大の力を発揮するわけです。

僕自身どれだけの本にボールペンにして何本分の赤線を引っぱったかわかりませんが、たとえば100の学びがあったとして、実践できているのはおそらく5%くらいです。

じゃあ、あとの95%はどうなっているのかというと、それは僕の中に「知識」としてあるだけ(あるいは忘れてしまっている)、ということになります。

実際のところは知識としてあるだけではまったく役に立たないのかといえば決してそうではないのですが、ビジネス書を手に取る本来の目的を考えると、「目的は達成できていない」といわざるをえません。

自分のペースで実践する

ただ、学んだことのすべてを実践できるようになることは正直なところ難しいです(少なくとも僕にはかなり難しい)。せいぜいその5%を8%とか10%くらいに上げていくくらいでしょう。

ただ、赤線を引っ張った部分のすべてを実践できていなくても悲観する必要はまったくありません。これは誰かと競争する種類のことではないからです。

僕の中で「これは5年前はできなかったけど、今はできるようになったな」ということがひとつでもあればそれは大きな成長だし、ビジネス書は生かされたといっていい。

中には1冊のビジネス書を読んだだけで、そこに書かれている内容のすべてを一気に取り込んでしまえるような人もいると思います。そういう方は短期間で一気に成長するし(本代でお小遣いがなくなってしまうということもないし)、僕は本当にうらやましいなと思います。

遠回りは損ではない

僕のようにいつも遠回りで、ある程度数をこなさないと実践レベルまでたどりつけない人間にとっては、同じようなビジネス書をたくさん読む必要がありました。

ただ、数を読まなければならなかった分、速読法や本を読んで内容をまとめる力はかなりついたので、遠回りして得られることもまた必ずある、ということです。

【結論】ビジネス書は読むべきか

読まずに済む環境があるとすれば、それは見方によってはとても幸せなことだと思います。というのも、ビジネス書を読むということは、職場では学べないことを仕方なく補うということだからです。

本来であれば働いているうちに自然と専門的な知識やそれに付随した情報や知恵も身についていく、というのが理想です。

その点、僕はたまたまビジネス書を必要とする環境にあった、ということになりますが、「必要だから読めた」ということでもあります。

なので、「ビジネス書って読んだ方がいいんでしょうか?」と聞かれたら、「必要であれば読んだ方がいいですよ」と答えるようにしています。

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